もがいてる

俺たちいつまでも歳を取るのを楽しみにしてようなって話してる

夜間飛行 - 5

試訳

しかし無線技士は、果実に虫が食っているように、雷雨もどこかに居座っているに違いないと思った。夜はうつくしく穏やかだ。だから彼はどうにもそのまま航続するのは気が進まなかった。この夜は影ではすっかり腐りかけているのだ。