もがいてる

俺たちいつまでも歳を取るのを楽しみにしてようなって話してる

現地で暮らしながら英語上達マップについて考えてみる

以前におれは聴覚処理障害では?ということをかきましたが、イギリスにきて三週間ばかりたって経過に変化が見られたので記録しておく。

とりあえず俺の英語レベルは集中して聞けば60~80%くらいは理解できるが何か質問されるとよくわからない&話すのは5単語以下のセンテンス&読み書きは普通程度にはできるが、文学的なセンテンスはちょっと調べる必要がある、単語レベルは6000~8000の間くらい。ものすごくよく出来るわけではないが、全くできないわけではない、文字ベースならビジネスレベルはOKというじつにびみょーなあたりだ。そんなおれがイギリスに来た。


最初に思ったこと。
嫌味はわかる!


どこの国でも、どんな言語でも、ぼくは聞き取れなくてもだいたい理解できるので、英語ならもう少し理解度は上がるかなと思ったが、現実はそんなに甘くなかった。英国人の英語、早い。速い。聞き取れない。あと知らない単語や言い回しを使っている。英語ができない人のそれではない。これはあかんやつや。しかも相手が速いので焦る。ゆっくりしゃべるとかできないので、結局単語を並べる。"Today is underconstruction"とか間違っているのはわかってても使ってしまう。
結局よくわかるのは、ネイティブでない人の英語ばかり(彼らゆっくりしゃべるので)で、ネイティブの英語は本当に聞き取れない。イギリス英語だということを抜きにしても、だ。
ま、でもところどころ単語は聞き取れるし、集中加減は他の言語ほどではないし、それほどたたずともリスニング能力は上がってくるかなと思ったんです。
しかし、三週間経って。


リスニング能力はたしかに少し上がった。
店で言われることはだいたい聞き取れるし、多分ディクテーションもできる。即座に反応できるかどうかは別として、一瞬頭の中に文字を浮かべることはできる(すぐ忘れますけど俺の場合)。


しかし、聞き取れる内容が減った。


ちょっとそれでショックを受けてしまいまして、なんでだろうってつらつらと考えていたんですね。で、一つ仮定を思いついたんです。


僕の場合、耳に入った音を適当に変換してダイレクトにイメージに変換します。イメージに変換できなかった情報は取りこぼしてしまう感じ。
これを図解すると

一般的なひと:
音 -----> [変換器] ----> {文字、画像、音、その他、ゴミ}

俺:
音 -----> [変換器(故障中)] ----> {画像、ゴミ}

この時点で結構情報を損失している。ただ、長く生きているとこの変換器にもある程度自分でカスタマイズできるらしくて、日本語の場合は以下のようになる
俺:
音 ----> [日本語の文字パターンが脳内にあるか?]
      ├-ある --> フィルタに通す---> {文字、画像、ゴミ}
      └-ない ---> {画像、ゴミ}


知らない言語の場合パターンが存在しないので、フィルタにかける処理をそもそもしないor もしくは素通りをしているようなのです。なので表情や身振り手振りなどから情報を推測することができる。それである程度理解することができる、らしい。
一方知っている言語の場合。日本語もそうだが、知っているパターンに当てはまらなかった場合はすべてゴミになってしまう。わかれば人並みに音を理解することができるが、わからなかった場合は完全にゴミ。フィルタがなかった場合はなんとか画像に変換したものもゴミとして捨ててしまうのではないか?
少々慣れてきた英語も以前より分からない現象が発生しているが、これはフィルタが少しずつ構築されているせいかもしれない。まだ総数が少ないのでフィルタに通したところで引っかかるものは少なく、少しでも引っかかった上で解析できないとゴミとして捨ててしまうので、画像変換がされないのだ。したがって以前は理解できたことも理解できなくなってしまう。もしかすると短文や疑問文が理解しにくいのもこのフィルタ処理があるせいなのかもしれないな、と今は思っている。


ここから再び理解度を上げていくには、フィルタ処理で合致するパターンを増やすしかないので、たくさん見聞きする他ないのだが、お互いによくわかんない。。。というプロセスを越えていかなければならないので険しいなぁ…あぁ、どうする俺!(このままここにすむ以外に選択肢はありません)